自信があればなんでもできる。アントニオ猪木さんの言葉ではありません。でもそうではないかと思います。自信があればみんながしないような行動を取れる。実力が同じであれば、自信がある方が大体勝ちます。自信そのものが能力に影響を与えるわけではないですが、自信があることによって、チャンスが掴みやすくなることは事実でしょう。それでは、自信を掴む方法をどうぞ。
自分に自信がない理由
まずは自分に自信がない理由を探っていきましょう。自信がない人には共通点があります。自分が自信のない人間だったので、自分の過去の話を交えながらお伝えします。
人と比べてしまっている
人と比較していませんか?人からの評価を気にしていませんかということです。これを読んでいる皆さんが言いたいことは想像できます。「人と比較してはいけないことはわかっているけど、どうしても人目が気になってしまうんです。」人間は社会性の強い生き物なので、どうしても人から見られる印象は気にしてしまいます。
僕も昔は人と比べていました。みんな大学行くから受験しないとな。自分と同い年の人がネットで活躍しているのになんでこんな人生を送っているんだろう。大手企業に就職している人は年収が高いのにな。自分が目指している道を諦めようとすることもありました。結局僕は、諦めた時の自分を想像して、めちゃくちゃ後悔しそうだったので、諦めることを諦めたのですが。
成功体験があまりない
成功体験があまりないことも挙げられます。成功体験といえば、インターハイ出場や東大合格など、誰が見ても一目置かれるような事項を達成した経験がないといけないと思われがちです。でも実は違います。自分がたてた目標を最後までやりぬき達成するかどうかです。つまり重要なのは自分との約束を守るということ。この積み重ねが、自己肯定感や成功体験として積み重なっていきます。
僕自身も自分で努力した感覚はないですが、言われたことをやっていたら国公立大学に受かりました。ある人から見たら、羨ましく、ある人から見たら、その程度かと思うでしょう。でも自分自身にとっては成功体験にはならないのです。なぜなら、言われたことをやっていただけで、自分で考えて行動できていなかったから。
このように、何を成したかよりも、どのような目標を立てて、それをどのように解決したかの方がよっぽど大事なのです。
行動する前に考えすぎている(試行回数が少ない)
行動する前に考えすぎていることも挙げられます。2020年コロナウイルスが流行りましたが、それを予測できた人はいたでしょうか。地震は予測できますか?身の回りに起こることが予測できますか?この世は変数が多すぎて、未来はほとんど予測できません。数十年しか生きていないあなたが、考えても未来のことなんてわかるわけがありません。理科の実験と同じように、とにかく仮定を立てて、検証し、修正する。これを繰り返すことが生きるということです。
自分に自信をつけるためにするべきこと3選
では、自分に自信がない人が何をすれば良いのか。自信を持たなければならないと思っていて持てるなら苦労はしない。ここでは、自信を持つためにとるべき行動を3つお伝えします。
言葉にする
まず、言葉にすることが大切です。言葉に出すと夢が叶うなんて言いますが、実際はそうではありません。でも、言葉にすれば夢が叶う確率は上がります。ちゃんと人間の心理学を活用した方法なのです。
言葉にすることで自分以外の第三者が認知できるようになります。自分も客観的にその言葉について考えることができます。言葉にした夢を達成できなかった時に何が起こるでしょうか。そこで認知的不調和が起こるのです。人間は、言ったことややったことに一貫性を持たせようと行動するため、自分が宣言したことが未完了だと、心の中にストレスを抱えることになります。そのストレスを解消するために行動するようになるのです。
言葉にすることは始めは怖いでしょう。僕自身も守れなかったらどうしようと怖かったです。でも、自分が言葉に出して達成できなかった時、それを反省して次に活かすことで徐々に自分の言ったことを守れるようになってきていました。今では自分との約束を守れていることが自分の自身に繋がっています。
自分を洗脳する
自分をいい意味で洗脳しましょう。マルチ勧誘などに洗脳されるのは好ましくないですが、自分がなりたい人物像になりきるというのは自信を持つ上では重要です。人は「フリ」をしているといつの間にか現実になることがあります。最初は「フリ」でいいので、自分の理想の人を思い浮かべてみるようにしましょう。
自分を洗脳するということは、いらないことを考える時間をなくすということです。自分という名の宗教を信仰してみてください。
目に見える努力をする
目に見える努力をすることは大切です。人は、目に見えない努力では結果が出ない時に疲れてしまうことがあります。例えば、学校のテストをする際に、教科書を読んで勉強した時と教科書の内容を自分なりの言葉をアウトプットしたノートを作った人がいるとします。自信がある人は、自分の得意で効率的なやり方で結果を出せば良いです。しかし、自信のない人はテスト中にテンパったり、注意散漫だったりします。こうなりがちの人は、ノートを作ったという目に見える証拠があることで、自信を持つことができます。
このように、目に見える積み重ねられる努力をすることが自分のメンタルに大きく関わってくることがあります。
まとめ
自信を持つことは、人生をより豊かにし、可能性を広げるための大きな力になります。自分に自信がない理由を理解し、他人との比較を避け、自分との小さな約束を守りながら成功体験を積み重ねることが、自信を持つための基礎です。そして、行動を恐れず、試行錯誤を続けることが未来への道を切り拓きます。言葉にすることで目標を明確にし、自分自身にポジティブな洗脳を施し、目に見える形で努力を重ねることで、少しずつ自分を信じる力がついてくるでしょう。どんなに小さな一歩でも、自分を成長させ、自信へとつながる価値ある一歩です。
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