こんばんは、かえでです🍁。今日は、僕の過去の経験をもとに、就活の途中で感じた葛藤やキャリア選択の難しさ、そして最終的に起業を目指すまでの道のりについてお話しします。就職活動を続ける中で、「このまま続けていいのか」「自分の将来はこれで良いのか」と悩む人も多いでしょう。この記事が、あなたが自分の選択を見直すきっかけとなれば嬉しいです。
大学時代の就活と葛藤
大学3年生の夏、就活を始めました。理系の国立大学に通っていた僕の周りでは、ほとんどの友人が大学院進学を目指していました。就職活動をするのは少数派で、自分のキャリアパスについて悩む日々が続きました。しかし、心の中には「いずれは起業したい」という気持ちがありました。そんな思いから、IT業界や人材業界に関心を持ち、就活を始めることにしました。これらの業界は変化が速く、成果が見えやすいと思ったからです。
就職活動の初期段階は、業界のビジネスモデルや将来の可能性を調べることが楽しく、情報収集に熱が入りました。ところが、早期選考に参加しても順調に進むわけではなく、不合格が続くこともありました。ある日、メンターから「かえでさんと一緒に働きたいです」と励まされて迎えた最終面接。しかし、その結果は不合格で、「良い人だが、何かを起こす感じがしない」というフィードバックが返ってきました。この言葉は、自分の努力が評価されていないと感じ、起業を目指す夢に影を落としました。
就活を続けても見つからないキャリアの方向性
その後も就活を続けましたが、心の中にモヤモヤが広がるばかりで、納得できるキャリアの道が見つかりませんでした。面接を受けるたびに、自分がその企業で働きたい理由を見つけられず、3次面接で落とされることが続きました。企業の志望動機を取り繕っても、自分の中でその言葉に説得力が感じられなかったのです。周囲の友人たちが就職先を決め、内定の話をする中、自分だけが置き去りにされているように感じていました。
そんなとき、あるスタートアップ企業の面接官から「起業したいなら、今から始めてみたらどうか」と言われました。この一言が、僕の心に火をつけ、就活を辞める決意をさせました。僕は新卒カードを手放すことを恐れていましたが、その恐怖を乗り越えて、自分の選んだ道を進む覚悟を決めたのです。
就活を辞めた後のキャリア構築と起業への道
就活を辞めた後、まず直面したのは親への説明でした。理系の国立大学を卒業して就職しないという選択に、母は反対しましたが、父は「自分の思うようにやってみろ」と言ってくれました。この言葉が大きな支えとなり、2年間の猶予をもらい、起業に向けた準備を始めました。
起業を目指しつつも具体的なビジョンがなかった僕は、まずカフェの開業を目標に設定しました。理由は単純で、カフェが好きだったこと、そして明確な目標があれば自分を駆り立てられると思ったからです。しかし、卒業論文の執筆を理由に、開業準備は思ったように進みませんでした。卒業後、フリーターとしてアルバイトで生活費を稼ぎながら、3月からはカフェレストランでの仕事を始めました。
店長としての経験と得た教訓
その後、カフェでアルバイトを続ける中、店長を任されることになりました。店長としての業務は、予想以上に多忙で、自由な時間はほとんどありませんでした。しかし、この経験を通じて経営やマネジメントのスキルを学ぶことができたのは、大きな収穫でした。一方で、自分の起業については考える余裕がなくなり、半年後、店長を退任して改めて自分の事業に向き合う決意をしました。
自分と向き合い、起業の一歩を踏み出す
退任後の初めは、長時間働き続けていた反動で、少しのんびりとした時間を過ごしました。しかし、8月に入ってようやく本格的に自分と向き合い、「何をやりたいのか」「何が自分にとってのキャリアのゴールなのか」を考えるようになりました。自分の弱さや怠惰に向き合いながらも、起業に向けて少しずつ準備を進める日々です。
就活を辞めたその先の覚悟
ここまで読んで、「就活を辞めるとどうなるのか」と不安に思う人もいるでしょう。就活を辞めた後のキャリアは、簡単なものではありません。フリーターとしての社会的評価は低く、周りと話が合わなくなることもあるでしょう。それでも、自分の意志で選んだ道を進むことで、自分自身の価値を感じる瞬間が訪れます。起業を目指す道は険しいですが、その中で得られる経験や学びは他では得られないものです。
僕は、この道を選んだことを後悔していません。自分の頭で考え、自分で決断し、その責任を背負う生き方は、確かに厳しいです。でも、それこそが「生きている」という実感を与えてくれます。
まとめ
あなたが就活を辞めようか迷っているのなら、一度自分自身に問いかけてみてください。キャリアをどう築きたいのか、何を目指して行動するのかを考えることが大切です。自分が望む道を選ぶ覚悟があれば、その選択はたとえ困難でも、自分の力を信じて前に進む原動力になります。
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